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たとえ、この選択が私の自由を奪うとしても。
私の記した道を進んでくれた彼等に
絶望を見せるわけにはいかない。


決着がついた後に、今度は僕の記した道を進む可能性もあるよ。

解ってる。

仮に彼がその好奇心を断つことが出来る意思の強い人間だったとしても
新たな世界がある限り僕は不死身だ。
君たちの力で身が動かなくなったとしても、未来永劫この存在は消えることがない。


それも解ってる。
同じ場所から産まれている以上、貴女の存在を完全に消すことはできない。
そしてそれは……私という存在も同じ。


そう、だから無意味なんだ。
この戦い自体、実に無意味だ。

……何も全ての世界のことを言っているわけじゃない。
この世界だけだ、僕の邪魔をするのは。
今までの世界では過度に干渉していなかっただろう?
だから、この世界だけは僕の好きなようにする。

それだけのことなのに看過してくれないなんて
君はいつからそんな融通の利かない性格になったんだい、ヴァラク?


貴女がやりたいようにやるのであれば、
私もこうやってやりたいようにやるだけのこと。

貴女とここで話していても不毛なことは解った。
時間の無駄だからこれ以上口を開きたくないけど……
最後に一つだけ言わせて。


……ここでその名前を呼ぶのは赦さないっす。
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